お金を使わない生活をする為には何が必要?マインドや節約方法を解説

お金を使わない生活をする為には何が必要?マインドや節約方法を解説

お金を貯めるための方法や節約術には色々なものがありますが、生活そのものからの支出を減らす「お金を使わない生活」を送る方法を知りたい方も多いはずです。

生きているだけでお金はどんどん出ていってしまうので、「生活にかかるお金を減らせれば、お金を貯めやすくなる」のは事実。一方で、どのように取り組めば良いのか、イマイチ分からない気持ちも理解できます。

この記事では、「お金を使わない生活」をテーマに、生活の中にある節約ポイントをまとめてみました。「なかなか貯金ができない」という方にとって、要チェックの内容となっています。

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お金を漠然と使う生活から、「お金を使わない生活」へとシフトすれば驚くほど簡単にお金は貯まります。そのために必要なマインドや具体的な方法を、記事を通して学んでいきましょう。

お金を使わない生活は「マインド」から始まる

どのように行動をすればお金が貯まっていくのかを解説するハウツー情報は、書籍やWebサイトに溢れていますが、行動を変えるには「マインド」の部分から変えていく必要があります。

まずは、お金を使わない生活を送るために必要な、心構えの部分から解説していきます。

「支出を減らすこと」から考える

「お金を使わない」「お金を貯める」と聞くと、皆さんはこのようなことを考えると思います。

  • お金の流れを管理するために家計簿をつけないと
  • もっと収入を増やさないと
  • 投資をしてお金を増やさないと

確かに、これらのハウツーはお金の管理や貯蓄に効果がありますが、大切なことを忘れてはいけません。そもそも、お金は「使わなければ減らない」ので、「使わなくて済む方法を考える」ことからはじめてみましょう。

「パーキンソンの法則」に振り回されない

お金を使ってしまう悩みでよくありがちなのが、「もらった分だけ使ってしまう」というものです。これは「パーキンソンの法則」と呼ばれるもので、簡単に言えば「人はあればあるだけ使ってしまう」ことを法則として導いたもの。

参考:収入増でもお金が貯まらないのは「パーキンソンの法則」が働いているから!? – 朝日新聞 telling,

このパーキンソンの法則に振り回されてしまうと、収入が20万円から2倍の40万円に倍増しても、100万円に達しても、あればあるだけお金を使ってしまうので、永遠にお金が貯まらない状態が続いてしまいます。

これでは、いくら収入が増えようと、いくら投資でお金が増えようと、全く意味がありません。

「必要」と「欲しい」の区別が最も重要

では、このパーキンソンの法則の状態から抜け出すには、一体どうすれば良いのでしょうか?

強く意識して欲しいのは、「必要と欲しいの区別をつけること」です。子供時代を思い出してみると、限られたお小遣いで1カ月をやりくりするには、「本当に必要なのかどうか」と真剣に考えなければいけなかったはずです。

本当に欲しいもの、たった今必要だと感じるものからお金を使っていき、不要なものは後回しにしていたはずですが、皆さんはどうだったでしょうか?

しかし、大人になるとお小遣いではなく収入という形でお金が入ってきて、その量はお小遣いとは比較になりません。だからこそ、「これいいかもな」「ちょっと欲しいかも」といった漠然とした「欲しい」でモノを買ってしまい、必要と欲しいの区別をしなくなるので、欲しいと感じたものを次々と買ってしまうのです。

したがって、支出を減らすには「必要」なのか、それとも「欲しい」のかをしっかりと考え、本当に必要なものだけにお金を使うマインドを育成していくことが絶対に必要です。

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このマインドを身につけない限りは、どんな節約方法を実践しようと、浮いたお金が支出に回るだけ。手元に残るお金に一切変化は生まれないので、節約をする意味がなくなってしまいます。

お金に頼らない「欲の満たし方」を知ろう

お金をかけない生活のためには、「欲の満たし方」についても再検討する必要があります。

人間は煩悩の塊なので、毎日色々な欲にまみれているはずです。

  • あれが食べたい
  • これが欲しい
  • それもしたい

このような「したい」という欲求は、生きていれば誰にでも平等に降りかかってくるものですが、この欲を「どうやって満たすか」は人それぞれのやり方があります。

  • 欲の分だけ満たしたい
  • 半分くらいは満たしたい
  • 別に満たさなくてもいいや

段階に分けるとこのように分けられますが、お金が貯まらない人の多くは「欲の分だけ満たしたい」という強い思いを持っています。だからこそ、お金がある分だけ何かに使ってしまいたくなるのです。

お金で欲を満たす生活は「効率が悪い」

自分の欲のためにお金を使うのは決して悪いことではなく、その人が幸せで満たされているなら全く問題ありませんが、一ついえるのは「お金で欲を満たす生活は効率が悪い」ということ。

億万長者にでもならない限り、お金には上限があるので、もしお金が幸せの基準になってしまうと、幸せにも上限が生まれてしまいます。また、一度高級なものを手にしてしまうと、次は「もっと高級なもの」でないと満足できなくなり、次は「もっともっと高級なもの」でないといけません。

つまり、「幸せを感じるレベル」がどんどん上がっていくのです。

このようなことを考えると、お金で欲を満たす生活は極めて「効率が悪い」といえます。お金以外の、

  • 日常の些細なこと
  • 人と人との触れ合い
  • 生きていることそのもの

これらのことに幸せを感じられるようなマインドを持てれば、自ずとお金を使わない生活が実践できるようになるでしょう。

「シンプル」こそが節約の基本

まずは「お金を使わないマインド」の部分から解説してきましたが、以下の2つに要約されます。

  • 「必要」と「欲しい」の区別を付けて本当に欲しいものだけにお金を使う
  • 欲をお金で満たすのは効率が悪いので、お金以外のもので幸せを感じる

「これができたら苦労しない」と思われる方もいるかもしれませんが、時間をかけていけば誰でも必ずこのマインドは身につけられます。なぜなら、どちらのマインドも子どもの頃に既に持ち合わせていたものだからです。

欲しいものだけを買い、お金以外のもので楽しさや幸せを感じる。これは誰もが一度経験していることであり、非常にシンプルでもあります。

これを肝に銘じ、日々の生活を送っていけば、誰でも簡単に支出を減らし「お金を使わない生活」が実践できるはずです。

お金を使わない生活のために実践すべきこと

マインドの次は、お金を使わない生活のために実践すべきことを解説していきます。解説する内容は以下の通りです。

  • ストレスを抱えない
  • 固定費を減らす
  • モノを減らす
  • スマートフォンから距離を置く
  • 「買い方」を工夫する
  • 「払い方」を工夫する
  • 自分でできることは自分でやる

どれも大切なポイントなので、気になる部分に目を通しておきましょう。

ストレスを抱えない

マインドの部分と共通するところもありますが、人はストレスを抱えると「自分のことがわからなくなる」ものです。

「自分が何を感じ、何を考え、何をしたいのか」が漠然としかわからなくなるので、自分の中の「分かりやすい欲求」に従うようになります。具体的には、以下のような行動に走りやすいです。

  1. やけ食い
  2. 飲酒
  3. 衝動買い
  4. 号泣
  5. 家族への暴言

こちらは住友生命グループのメディケア生命が実施した「ビジネスパーソンの疲れとストレスに関する調査」の中の、「ストレスが溜まりすぎたときに、思わずやってしまったこと」をランキングしたもの。

どれも理性的に振る舞ったというよりは「思わずやってしまった」行動ですが、やはり、というべきか「衝動買い」が第3位、割合にして19.8%を占めています。つまり、ストレスを感じた時、「5人に1人」が衝動買いをしてストレスを発散するということです。

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ちなみに、このアンケートの中で「衝動買い」の具体的金額についても触れられていました。ネット通販が5.0万円、ネット通販以外が18.1万円と、いずれも万単位のお金が衝動買いで動いていることがわかります。

ストレスで「必要と欲しい」が区別できなくなる

このように、ストレスを感じていると理性が働かず、衝動買いなど欲求に従って行動をしてしまいますが、こうなってしまう理由は「必要と欲しいの区別」が付かなくなっているからだといえます。

やけ食いも、飲酒も、衝動買いも、ストレス由来の全ての行動には、必ず「罪悪感」が伴うものです。これは、「必要ないことをやってしまった」という気持ちからくるものなので、やはり必要かどうかの検討が上手くできていないことがわかります。

そして、慢性的にストレスを抱えている状態に陥ると、生活全てが「欲」に支配されてしまい、必要かどうかわからないまま行動を起こしてしまうのです。

だからこそ、ストレスを抱えずにクリアな頭で「これは必要なのか、それとも欲しいのか」を吟味し、お金を支払うことに慎重になりながら行動を重ねていきましょう。

固定費を減らす

生活の中で大きなお金が動くのが「固定費」ではないでしょうか?固定費とは、

  • 家賃
  • スマートフォンの通信料金
  • 保険料
  • 光熱費

このようなものがあげられますが、「毎月確定で支払う」という性質上、固定費を削減できれば大きな節約効果が生まれます。

光熱費は大きな節約対象

一方で、家賃や通信量、保険料などの固定費は、削減が難しいのも事実です。家賃は通勤との兼ね合いがありますし、気軽に引っ越せるものでもありません。通信量、保険料も同様に、削減しようと思っても思うようにできないタイプの固定費です。

一方で、光熱費はどうでしょうか?極端な話「エアコンを使わない」生活を心がければ、毎月数千円の電気代が浮きます。「お風呂に入らない」生活でも、「電気を使わない」生活でも、同様に大きな節約効果が生まれますよね。

このように、光熱費は行動を変えるだけで、ダイレクトに支出に反映される「即効性」があるため、大きな節約対象です。

とはいえ、エアコンを使わないのは無理がありますし、毎日お風呂にも入りたいのが普通です。したがって、「無理なく光熱費を削減」していきましょう。

電気代は「プラン見直し」が効果的

無理なく光熱費を削減する上で、最も効果的なのが「電気代のプラン見直し」です。従来の電気代は電力会社固定で、プランも決まったものしかありませんでしたが、今の時代は違います。

「電力自由化」という言葉があるように、さまざまな企業が業界に入ったことで市場の競争力が上がり、顧客を獲得するために多様なプランが存在しているため、自分のライフスタイルに合ったプランを選ぶことが節約につながります。スマートフォンの料金プランを選ぶような感覚ですね。

例えば、東京電力の「TEPCO」では、「夜トク」というプランを提供しています。

こちらの画像にある通り、「夜トク8」では午後11時〜午前7時までの電気料金が1KWhあたり「21.16円」で、それ以外の時間が「32.74円」に変動します。日中自宅にほとんどおらず、深夜を中心に活動するならこのプランの方が断然お得です。

一方で、午後11時からだと少し時間が限られてしまうのも事実なので、割引率を抑える代わりに割引時間を21時から9時の12時間にする「夜トク12」というプランも存在します。

このように、電気料金自由化に伴い、各社がユニークな料金プランを提供しているので、自分のライフスタイルに合った会社、プランを選んでみるのも良いでしょう。

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このように、光熱費を削減する上では「時間での切り分け」も大切な視点です。お風呂が冷めないうちに同じ時間に入るなど、工夫次第で光熱費は少しずつ削減できます。固定費を削減した分を変動費や貯金に回して、生活を豊かにしていきましょう。

身の回りのものの「ダウンサイジング」を心がけよう

住宅費や光熱費、通信費などの光熱費を減らすには、「身の回りのもののダウンサイジング」も効果的です。代表的で効果的なダウンサイジングは以下の通り。

家電を小さくする
冷蔵庫を小さくすれば無駄な買い物を防げるし、電気代の節約にもつながる。
収納を小さくする
「入る分」だけしか買わないので、無駄な買い物を防げる。
車を小さくする
軽自動車にすれば、燃費向上や節税、保険代節約などさまざまな効果が。
住居を小さくする
色々なものを小さくしたら、大きな家は不要になる可能性も。
スマートフォンの料金を見直す
型落ちの本体でもスペックは十分。格安SIMや廉価プランでも問題ない。

ご覧のように、家電や収納を小さくすることで、「できること、買えるもの」が少なくなっていきます。すると、買わなければいけないものが減り、結果的に支出は減少、大きな節約となるでしょう。

また、車を小さくするのも非常に効果的です。家族を乗せるために買った大型車も、「今では数人でしか乗らなくなった」なんて家庭は多く存在するはず。それを軽自動車にすれば、燃費向上、節税、保険料の節約などなど、非常に大きな節約効果を生んでくれます。

そして、このように身の回りのものをダウンサイジングしていくと、「住む家がこんなに大きい必要はない」との結論に至るかもしれません。住居費は大きな固定費なので、これを削減できれば立派な節約上手です。

他には、スマートフォンのダウンサイジングもおすすめ。数年前までは、毎年登場する新型モデルと旧型モデルでは大きな性能差がありましたが、今では一切変わりません。マニアしか違いがわからない程度なので、数年落ちの型落ちモデルでも十分使えます。

また、通信業界から国からの働きかけにより、携帯電話の通信料金が大きく値下げされました。大手キャリアが提供する大容量の廉価プランや、格安SIMブランドを上手に活用して、固定費の削減をしていきましょう。

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このように、ダウンサイジングをしてモノを小さく、減らしていく姿勢がお金を使わない生活に結びつきます。ミニマリストや断捨離を参考にするのも効果的かもしれません。

スマートフォンから距離を置く

私たちはさまざまな欲に毎日悩まされますが、欲が湧いてくる「欲の導線」について考えたことはありますか?そもそも欲とは知らなければ湧いてこないものなので、情報に触れる量と欲は比例関係にあります。

そして、私たちが情報を仕入れる手段には、テレビや新聞、雑誌などアナログなものに加え、現代では「スマートフォン」が大きな存在感を示しています。

スマホは「搾取」の象徴

スマートフォンはここ最近、爆発的に普及した印象があるかもしれませんが、総務省によれば、2010年では9.7%の国民しか保有していなかったのに対し、2019年には83.4%と、実に8割以上の人が保有していることがわかります。

上記グラフの緑色の線がスマートフォンの保有率ですが、文字通り「爆発的」に普及していることがわかります。そして、これは2019年のデータなので、2020年代に入ってさらに多くの方がスマートフォンを保有してくのは明白。「一人一台」になる時代はすでに到来しています。

そして、スマートフォンには非常にたくさんの新鮮な情報が溢れています。

  • 流行りのもの
  • 美味しいもの
  • 便利なもの

このような情報を仕入れるのにお金は一切かかりませんし、アクセスする手軽さもお手のもの。しかも、SNSや動画サイトでは「勝手におすすめの情報が現れる」ので、自分から情報に触れなければいけなかったテレビや雑誌とは根本的に異なるのもスマートフォンの特徴です。

そして、これらの情報に触れた私たちは、欲をどんどん肥大化させていきます。あれが欲しい、これがしたい、あれも欲しいと際限なく欲が生まれてきて、気がついたら身の回りにモノが溢れ、お財布の中は寂しくなっていく。これが現代人特有のお金の悩みです。

聞いていて耳が痛い方も少なくないはずですが、このような「スマホ搾取」に対して、私たちが取れる対策は以下の2つです。

  • 欲をコントロールする
  • 情報をシャットアウトする

前者の「欲のコントロール」ができれば理想的ですが、スマートフォンの中にある情報は「たった一握りの天才たちが庶民の心を掴むために必死に考えている」ものなので、コントロールという生易しい方法では制御できない段階まで来ています。ハッキリ言えば無理ですし、コントロールできていないからこそ、このような節約系記事を読んでいるともいえるでしょう。

したがって、スマホ搾取から脱却したいならば「情報をシャットアウトする」という方法こそが、唯一にして最大の対策です。「暇さえあればスマホ」「ながらスマホ」といった習慣を改善し、出来るだけスマートフォンから距離を取る生活を心がけましょう。

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もちろん、スマートフォンには便利な部分もたくさんあります。情報に踊らされず、縛られない、健やかな毎日を過ごすために、スマートフォンとの距離感を大切にしてください。

「買い方」を工夫する

ここまでのお話では、「買うものを少なくする」方向性でお金を使わない生活を送るための情報をお伝えしてきましたが、ここからは「賢い買い方」について解説していきます。

大切なポイントは、以下の2つです。

  • 予算内で買い物を完結させる
  • 使う分だけ買う

どちらも肝に銘じておくべきものなので、順番に解説していきます。

予算内で買い物を完結させる

買い物をする上で最も大切なことが「予算」をあらかじめ設定しておくことです。メリットとしては、以下の点があげられます。

「必要と欲しい」を区別できる
限られた額でしか買い物ができないので、必要なものから取捨選択せざるを得ない。
支出を把握しやすい
収入と支出のマネーバランスが取りやすい。
過剰に我慢せずに済む
予算内なら贅沢もOK。ある程度の「緩さ」を持ちながら節約できる。

繰り返しにはなりますが、お金を使わない生活には「必要と欲しいの区別」が不可欠です。予算があらかじめ決まっていれば、「あれもこれもそれも全部欲しいから買う」という状況から、「あれが一番必要だからあれを買う」と取捨選択する意識が生まれます。

また、あらかじめ使う額が決まっているため支出を把握しやすいですし、「頭の中が節約に染まる」のを防ぐ効果も。節約の二文字は心に与えるプレッシャーが大きいですが、「予算内ならば贅沢できる」という心理が働くため、過剰に節約してストレスをため「リバウンド」してしまうのを予防できます。

家計簿は「できるだけシンプル」を心がける

節約のために必要なのが「家計簿」ですが、節約が続かない方の多くは家計簿の使い方を間違えています。

家計簿を使う上で何よりも大切なことは「続けること」です。節約に関心があるならば、一度はノートやスマートフォンを使って家計簿をつけようとしたことがあると思いますが、その多くが三日坊主に終わってしまったことでしょう。

そもそも、私たちが家計簿を使う理由はなんでしょうか?

  • お金の流れを徹底的に見える化したい
  • 何にいくら使っているのか把握したい
  • とりあえず節約したい

おおよそ、その理由は上記3つに分けられると思いますが、目的を間違えてはいけません。「お金の流れの見える化」は節約のプロがやるもので、節約に並々ならぬ強い思いを持っているからこそ、できることなのです。

しかし、普通に生きていれば「節約したいから家計簿つけてみよう」と良い意味で緩く考えるもの。したがって、その緩い気持ちで続けられるくらい「緩い家計簿の使い方」をする必要があるのです。

ゆえに、

  • 品目ごとに支出を細分化する
  • 支出のバランスを細かくチェックする
  • 節約できるところを研究する

このような上級的な使い方はひとまずおいて置き、まずは「家計簿を1カ月つける」ことを目標に頑張ってみましょう。

最近の家計簿アプリはレシートの撮影やクレジットカードの使用履歴から、自動的に入力してくれる機能を搭載しています。これだと支出の100%を家計簿に反映させるのは難しいかもしれませんが、やらないよりはずっとマシです。

そして、緩い使い方から家計簿をつけることが定着してきたら、より上級な機能を駆使して、節約上手を目指していけばそれでOK。最初から完璧である必要はありません。

「払い方」を工夫する

買い方の次は「払い方」の解説です。以前までは現金で支払うのが普通でしたが、今の時代はクレジットカードや電子マネー、バーコード支払いなどのキャッシュレス決済が普及してきています。

どの程度普及しているのかについては、以下のグラフを参考にしてください。

こちらのグラフによれば、全体の支払いにおけるキャッシュレスの支払額が、2008年に11.9%だったのが、2019年には26.8%へと増大しています。スマートフォンの普及と比例関係にあるものの、スマートフォンの高い普及率には及びません。

キャッシュレス決済は非常に便利なので、積極的に利用をすべき支払い方法です。単に決済時の手間が削減できるだけでなく、「決済時にポイントがつく」「ATM利用頻度が減るので手数料を節約できる」といった経済的メリットもあるので、現金払いよりもお得に支払えます。

したがって、節約上手になりたいならキャッシュレス決済は利用すべきですが、一方であまり語られない注意点も存在します。

キャッシュレスが支出を増やすきっかけに

キャッシュレス決済を導入すると多くの方が実感するのが、「いくら払ったか実感が湧かない」といったものです。

現金払いの場合は、「お財布からお金を支払う感覚」「お財布の中のお札の枚数」このようなものから、お金を使った実感を得られます。高価なものを購入する時、お札を何枚もお財布から出すことに「もったいないな」と感じてしまう方も少なくないはず。

一方で、キャッシュレス決済はお金が「数字」というバーチャル上の数値でしか表されないため、お金を使う行為に対するリアリティが得られません。感覚的にどのくらい使ったのかがわかりにくいので、思っているよりも請求額が高くなりがち。請求金額や口座の残金を確認して、「こんなに出費してたの!?」と驚いてしまう経験は誰しもがあるはずです。

したがって、キャッシュレス決済による使いすぎや無駄遣いが気になるなら、無理に現金払いをやめる必要はありません。また、キャッシュレス決済の中でも、チャージ式の電子マネーやプリペイドカードを活用すれば、支出額を把握しながらキャッシュレスの恩恵を受けられます。

自分で出来ることは自分でやる

世の中のお金の使い道は、大きく分けて以下の2つに分けられます。

  • 自分ではできないことを他人にやってもらう
  • 他ではできない経験を提供してもらう

このうち、「自分ではできないことを他人にやってもらう」ことに使うお金をどれだけ節約できるかが、お金を使わない生活を実践する上での鍵になります。

「時間と手間をお金で買っている」意識を持とう

これは言い換えれば、「自分で出来ることをお金で解決しすぎない」ことを意味しますが、代表的なものが食費です。食費は家計の中でも非常に大きな割合を占める支出ですが、以下の順番でお金がどんどんかかっていきます。

  1. 内食(自炊)
  2. 中食(テイクアウト)
  3. 外食

一番下の外食はいうまでもありませんが、内食は自炊を、中食は「テイクアウト」を指す言葉です。中食は自分で料理を作る手間を肩代わりしてくれる一方で、食べる場所は自宅で済むので外食よりは安上がりですが、やはり全ての作業を自分で、自宅で行う内食が最もお得。

言わば、「時間と手間をお金で買う」ことで商売が成り立っており、世の中の多くのものがこのような仕組みで動いています。逆にいえば、時間とお金を惜しまず、自分でできることを増やしていけば、自然と平均的な支出は減っていきます。日用品の一部を削減できるかもしれません。

工夫次第でできることは増やせる

そして、幸いなことに、インターネットに情報が溢れる現代社会では、工夫さえすれば色々なことを個人単位でできてしまいます。

  • 居酒屋での飲み会を在宅でオンライン飲み会にする
  • 壊れた家具をDIYで修復する
  • ちょっとした野菜をプチ家庭菜園で自給自足する

これらはほんの一例ですが、居酒屋の元が取れない飲み放題や食べきれないコース料理に5,000円使っていたものを、飲みたいお酒を飲んで、食べたい分だけにお金を使えるオンライン飲み会に変えれば、半額以下のお値段で楽しめます。

DIYや家庭菜園にも同様の節約効果がありますし、専門的な知識はYouTubeなどで仕入れれば問題ありません。従来はお金を払わないと得られなかった情報が、無料で誰にでも公開されているなんて、節約という意味では素晴らしいのが現代社会です。

本当に価値のあるものに投資しよう

そして、このような「自分ではできないことを他人にやってもらう」ことに使うお金を減らすことで、「他ではできない経験を提供してもらう」ことに惜しみなくお金を投じていきましょう。

もちろん、全額こちらに回してしまっては意味がありませんから、計画的に使っていくことは前提ですが、「本当に価値のあるもの」に投資することは素晴らしいお金の使い方です。

ディズニーランドに行く経験は自宅ではどうやっても楽しめませんし、友人や家族との旅行もお金を使わないと楽しめません。このようなモノやサービスに全力でお金を使うためにも、お金を使わない生活を実践していきましょう。

まとめ

お金を使わない生活と聞くと、質素で味気ない生活をイメージするかもしれませんが、本質的に見ればそれは違います。

「必要と欲しいの区別をつけ支出を減らし、自分にとって本当に価値のあるものにお金を投じていく」ことこそが目的にあるので、決してつまらないものではありません。食費や交通費など削減しにくい支出もありますが、同時に削減しやすい支出もあるのでそういった部分から手を入れていき、自分の資産を守りましょう。

また、現代社会はお金を使わずとも、幸せを感じる機会は所々に転がっているので、日常の些細なことに幸せを感じられるような心のゆとりを持ってください。

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