現金派と電子決済派どちらが多いか一般男女1,000名にアンケート調査!キャッシュレス化が進む中で現金を使い続ける理由は?

現金派と電子決済派どちらが多いか一般男女1,000名にアンケート調査!キャッシュレス化が進む中で現金を使い続ける理由は?

スマートフォンの急速な普及に伴って、人々の生活にも大きな変化が生まれつつあります。情報の入手方法や娯楽の多様化など、生活のさまざまな場所にスマートフォンが登場していますが、現金払いに代わる「電子決済」「キャッシュレス決済」も色々なところで見かけるようになりました。

一方で、「キャッシュレスが気になっているけど、結局現金を使ってしまうのは自分だけ?」と感じている方も多いはずです。実際のところ、どのくらいの方が電子決済を利用しているのでしょうか?

そこで当サイト「節約スタイル」では、現金派と電子決済派の割合や、それぞれの意見を知るために、独自アンケートを実施しました。この記事では、アンケートの結果やアンケートから分かることなど、決済方法にまつわるさまざまなことを解説しています。

現金?電子決済?決済方法に関する独自アンケート結果

今回、当サイトで行ったアンケートの概要は、以下の通りになります。

調査目的 適切なコンテンツの提供を目的とした決済方法に関する意識調査
調査方法 WEBアンケート(ランサーズ)
調査対象者 一般男女10代~70代
有効回答数 1,000名
調査実施期間 2021/10/13~2021/10/15

それでは、アンケートの結果を確認していきましょう。

オンラインアンケートでは電子決済派の方が優勢

はじめに、多くの方が気になるであろう、「あなたは現金派ですか?電子決済派ですか?」こちらのアンケートの結果を紹介していきます。結果は上記画像の通り、現金派が39%、電子決済派が61%と、電子決済派が7割に迫る結果となりました。

この結果だけ見ると、「世の中の大半の人がキャッシュレスを利用している」と考えるかもしれませんが、一点注意していただきたいのは、今回のアンケートはインターネット上で行った「オンラインアンケート」である点です。

オンラインアンケートは、インターネットを日常的に利用している方々が対象となるので、以下のような現金派の方々は、そもそもアンケートの対象となっていないと考えられます。

  • スマートフォンやタブレット、パソコンを持っていない
  • スマートフォンを持っているけど使い方が分からない
  • オンラインのアンケートの存在を知れるほどスマートフォンを使っていない

したがって、上記結果から分かることは、世の中の現金派と電子決済派の比率というよりは、「インターネットを日常的に利用している人の現金派と電子決済派の比率」だといえそうです。

現金派が現金を使う理由

ここからは、現金派と電子決済派のそれぞれの意見を紹介していきます。なぜ、その決済方法を選んでいるのかを知ることで、参考になる部分も多いはずです。

まずは現金派の意見から紹介していきますが、現金派の多くの方が言及していたのが、「お金の管理」に関する意見です。

【27歳女性】
電子決済は利用出来る店舗も増えて便利ではあります。しかし現金払いの方が自分が今どれだけ使ったか、残高はどれぐらいか目で見て確認出来るからです。しっかりとお金の管理が出来るからです。

こちらの20代の女性の意見では、電子決済の便利さは認めている一方で、現金払いの方がお金の管理がしやすいことを理由に、現金払いを続けていることが分かります。

電子決済を使ったことのある方なら分かると思いますが、電子決済は「お金を使った感覚を得にくい」点は誰もが感じるところです。これがきっかけとなり、無駄遣いや使いすぎにつながってしまうリスクもあるので、「現金の方がお金の管理がしやすい」という意見は的を射ているでしょう。

また、電子決済の情報漏洩に関するリスクを懸念している方も多いです。

【50歳女性】
電子決済の場合は、ネット上に個人情報を登録するため、情報漏えいが心配だからです。

こちらの女性の意見に代表されるように、電子決済はインターネット上に個人情報や口座情報、クレジットカード情報を登録するという都合上、セキュリティ面は利用するサービスに委ねることになります。

各企業もセキュリティ対策には万全に万全を重ねているとは思いますが、どれだけ安全なセキュリティを構築しても、現金には勝てない部分があるのが事実。もっとも、現金も空き巣や強盗によるリスクがあるので、セキュリティについては一長一短なのかもしれません。

また、以下のような「電子決済あるある」をお話ししてくれた方もいました。

【58歳男性】
電子決済が乱立していて使える店舗とそうでない店舗の確認が面倒。

「〇〇ペイ」がいくつもある状態で、何が良いのか分かりにくいと感じてしまうのももっともです。また、お店によって使える決済サービスが変わるので、「〇〇ペイ使えますか?」と確認するのが面倒だからこそ、現金を使い続ける方も多いはず。

これは、電子決済を使うなら、今後もずっと続いていく問題だといえそうです。

そして、以下の意見では電子決済特有の脆弱性に焦点を当てています。

【38歳男性】
突然の停電やシステム障害によって使えない可能性があるので、電子決済より現金を利用している。

電子決済は電気がなくては稼働できないので、突然の停電や災害など、有事の時に使い物になりません。キャッシュレスに慣れすぎて現金を持ち歩いていないと、「本当にお金が必要な時に何もできない」ことになりかねないので、このリスクを考えると現金の方がベターだと考えてしまうのも理解できます。

最後に、電子決済の「複雑さ・面倒さ」に悩む方のご意見を紹介します。

【24歳男性】
口座登録等を後でやろうと思い、ずっと手がついていない為。支払い方法の良し悪しを比較して現金を選択しているわけではない。

電子決済を利用するには、利用するサービスへの個人情報の登録が必要ですが、これが非常に手間がかかります。氏名や住所などの情報はもちろん、口座番号やクレジットカード情報の登録も必要なので、「その場で何も用意せずに」というわけにはいきません。

したがって、「電子決済を使ってみよう!」と一念発起したものの、登録作業が思いの外面倒で、「やっぱり後でいいや」と諦めてしまった方もいるはずです。

【64歳男性】
レジでスマホの操作に戸惑ってしまって後ろの人を待たせることがあるため。

また、こちらのご意見では、「レジでのスマートフォンの操作」についてお話ししてくれています。電子決済に慣れていないと、スマートフォンを片手に持ちながら「スムーズにできるかな」とドキドキしながらレジに並ぶことになります。

もし決済中にエラーが出てしまった時には、後ろに並んでいる人にも迷惑をかけてしまうかもしれません。そう考えると、「現金でいいかな」と現金で支払いを続ける方が出てくるのも納得です。

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Yusei

以上が現金派の代表的な意見ですが、多くの方が電子決済を全否定するのではなく、自分なりにメリットとデメリットを検討した上で、現金を選択している点は共通していました。オンラインアンケートに答えられるほどデジタルに慣れていれば、両者を比較することはそれほど難しくないのだと思われます。

電子決済派の現金派への意見

続いて、電子決済派の方々のことをよく知るために、以下のような質問を電子決済派の方々に向けて行いました。

「電子決済派と回答した方に質問です。今も現金派の方についてどう思いますか?」

この質問の答えには、電子決済派が感じている現金派のデメリットや電子決済のメリットが隠されていたので、代表的な意見を紹介していきます。

まず、多くの電子決済派の方が抱いているであろう現金派への意見は、以下に代表されます。

【20歳男性】
現金の人の場合、コンビニでの支払いで時間が掛かる時が多く急いでいる時はイライラします。

現金支払いの場合、財布の中からお札を取りだして、小銭が半端にならないようにして、お釣りを受け取って、それを財布の中にしまって支払いが終わります。かつてはこれが普通でしたが、電子決済に慣れてしまうと「もうちょっと早くしてよ」と思ってしまうのも無理はありません。

電子決済なら、プリペイドカードやスマートフォンをピッとかざすのが最速で、バーコード決済も現金決済よりはスピーディーです。カード決済になると、暗証番号の入力がある場合は時間がかかるので、現金とそれほど変わらないか、むしろ遅くなることもあります。

いずれにせよ、電子決済派は「現金派のもたつき」に反応しがちなので、この点は社会全体で共有しておくべきかもしれません(電子決済もエラーなどが起きると人のことはいえませんが)。

また、電子決済のお得さに言及している方も非常に多かったです。

【58歳女性】
電子決済だと便利で得をすることがあるのに、ザンネンだなと思います。

代表的な意見がこちらですが、「なぜ損をする現金にこだわるの?」と多くの電子決済派の方が考えています。電子決済の場合、ポイントや各種特典がつくことで、現金派よりも数%お得にお買い物できるので、損得感情が強い方は電子決済に流れていくのでしょうか。

一方で、お得なのは理解しつつも、現金派の堅実さも理解できるという方も一定数存在しました。

【31歳女性】
現金決済に慣れている人ならば、それもよいと思う。手元資金の残高等分かりやすいと思うので。

代表的な意見がこちらですが、現金派の意見でもあったように、現金決済の「お金の管理がしやすい」点を多くの電子決済派も認めています。確かに、電子決済は利用履歴や家計簿との連携で支出の把握はできるものの、やはり「お金を使う実感」という意味では現金に軍配があがります。

他にも、現金の優位性を認める意見は多く見られました。

【41歳女性】
セキュリティが不安だったり、登録などが面倒だという理由ならわかる気がします。
【39歳女性】
自分は電子決済時のポイントを集めているので電子決済をしていますが、ついつい必要の無いものまで購入してしまうので現金派の方が無駄遣いは少ないのでは無いかと思います。
【33歳男性】
理由は色々あると思いますが、危機管理意識の高い方なのかと思っております。現金払いしか対応していない店舗もありますし、クレジットの紛失・悪用リスクもあるため。

どちらの決済方法にも一長一短あるので、現金派、電子決済派が共存しやすい社会になって欲しいものですね。

一方で、現金派から電子決済派に鞍替えした50代の男性の意見を見てみましょう。

【59歳男性】
自分も最初は現金派でしたが、電子決済をしているうちに、こっちの方が楽で便利だと思うようになったので、今も現金派の人の多くは、はなから電子決済を嫌って使わない人なのではと思います。

「使ってみれば分かるよ」といわんばかりに、電子決済を推していることが分かります。

【54歳男性】
電子決済の利便性を教えてあげたい

このような意見も見られたため、現金にこだわらずに、一度電子決済を使ってみてどちらが良いのかを決めるべきだという意見も、確かにその通りです。

特に昨今は、人と人との身体的な接触を避けるべき流れが続いているので、

【48歳男性】
直接現金を手渡さなくていいので感染予防になるし、ポイントが戻ってくるので現金派の方にもお勧めしたい。

このような意見が出てくるのも頷けます。

いずれにせよ、「現金は不便!」「電子決済は危険!」といった思い込みに左右されず、一度両者のメリットとデメリットを比較検討した上で、自分に合った決済方法を選択して欲しいものです。

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Yusei

回答者の世代に目を向けると、40代、50代の方でも電子決済を推している方は多いです。したがって、決済手段の違いは世代間の差だけでなく、個人の価値観の差も反映されていると考えられます。

現金派の多くは現金払いを継続する

現金派、電子決済派の比率やそれぞれの意見を紹介しましたが、今後、どんどん電子決済が普及していくことが予想されています。しかし、「現金派は電子決済に移行したいのかどうか」は本音のところはどうなのでしょう?

アンケートの中で、現金派の方々に向けて「今後も現金払いを継続していきますか?」と質問をしてみたところ、上記グラフのような結果となりました。「現金払いを継続する」と答えた方が全体の48%とほぼ半分で、電子決済に切り替えたいと考えている方が10%、未定の方が42%と、現金派の「現金で続けていく」という意思は想像以上に固いようです。

キャッシュレスはスマートフォンほど普及しない

この結果から見るに、国が推し進めるキャッシュレスは、世間が騒いでいるほど普及しないことが予想されます。なぜなら、このオンラインアンケートに答えてくれた「デジタルに詳しい人」でさえ、現金派の半分が「これからも現金でいく」と答えているからです。

したがって、このオンラインアンケートの対象になっていない「デジタルに不慣れな人」「デジタルに興味がない人」は、なおさら現金払いにこだわるはず。

であるならば、スマートフォンの高い普及率ほど、電子決済が普及するとは思えません。どんなに高くとも、国民全体の6割〜7割程度におさまるのではないでしょうか?

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デジタル先進国の中国大都市では、「電子決済の普及率」という概念はもう通用しません。「キャッシュレスじゃないと給付金すらもらえない」状況なので、現金と同じ感覚でキャッシュレスを使っています。このような世界の流れに日本が取り残されてしまうのは、少し心配でもありますよね。

収入が多いほど電子決済を選択する傾向が見られる

収入と決済方法の相関関係

このアンケートでは回答者の年収も設問に入れておいたので、最後に収入と決済方法について考察をしていきます。上記グラフの結果から見ると、「収入が多いほど電子決済を選択する傾向が見られる」ことがわかりました。

このアンケート結果を考察するのは少し難しいですが、「合理性」という観点をここで持ち出してみます。

「合理的な人」がキャッシュレスを選択する

合理性とは、良くも悪くも「理屈っぽい」ことを意味しますが、理屈で現金決済と電子決済を比較してみると、多くの方が「電子決済の方が優れている」と考えると思います。実際、今回の電子決済派の意見でも、「なんでお得で便利なのに電子決済にしないのかがわからない」といったものが非常に多く見られました。

確かに、これは「理屈」という一面だけで見れば、核心をついてるとは思いませんか?

  • ポイントが貯まってお得に使える
  • スピーディーに決済できる
  • 非接触で安全

電子決済には、現金にはないこのような特徴があるのは事実だからです。したがって、色々なことを理屈ベースで考え、仕事で成功し、たくさんのお金を稼ぐ「合理的な人」は、決済方法に関しても「合理的な方法」を選びやすいのかもしれない、と考えられるかもしれません。

とはいえ、これはあくまで考察の域を出ないので、参考程度に捉えてください。

電子決済は本当にお得?電子決済導入の注意点

アンケートの結果は以上になりますが、あくまでオンラインアンケートの回答者に限っては、現金派が4割、電子決済が6割と、電子決済が現金を上回る結果となりました。

また、電子決済派から電子決済のさまざまなメリットがお話しされた通り、現金派から見ても電子決済は魅力的に映るはずです。だからこそ、「電子決済に移行したい」と考える方は多いはず。

一方で、電子決済には、あまり知られていない欠点やデメリットがあるのも事実です。ここからは、電子決済導入にあたる注意点を解説し、電子決済が本当にお得なのかどうかを解説していきます。

「使いすぎ」に注意しよう

アンケートの中で、現金派だけでなく電子決済派からも懸念の声が出ていたのが、お金を使った実感を得にくいことから「使いすぎてしまう」ことに関するリスクです。

買い物とは、本質的にはトレードオフなので、「自分が何かを失う代わりに、何かを得る」ことを意味します。貨幣経済が普及する以前は物々交換が主流でしたから、この時代の買い物は文字通り「身を切る経験」だったに違いありません。

自分が頑張って手に入れた何かを、別の何かと交換するわけですから、慎重に慎重を重ねる必要があったはずです。

したがって、物々交換という決済方法から見れば、現金も「お金を使った実感を得にくい」はず。こう考えると、スマートフォンをかざすだけで決済が済んでしまう電子決済は、なおさら「お金を消費した実感を得られない危険な決済方法」だといえます。

支出を抑制したいなら「チャージ式電子マネー」がおすすめ

だからこそ、現金派の多くは「電子決済はお金を使った感覚を得られないのが怖いから反対!」と声を上げますが、逆にいえば「お金を使った実感を得られる電子決済があれば良い」ともいえます。

このような現金と電子決済の良いとこどりをした決済方法が、「チャージ式の電子決済」です。代表的なものに、チャージ式のカードタイプのキャッシュレスがあげられます。

  • WAON
  • nanaco
  • Suica

全国規模のサービスでいえば、イオン系列のWAONやセブンイレブン系列のnanaco、あるいはJR系列のSuicaがありますが、これらのカードは事前に何らかの形でチャージを行い、その中から支払いを行うことで決済を完結させます。

チャージ方法は現金チャージからオンラインチャージまで存在しますが、これを現金チャージにすれば「ほぼ現金払いの電子決済」の完成です。これなら、お金を使った実感を得ながら、電子決済特有の「ポイントが貯まる」「スピーディーに非接触決済ができる」というメリットを受けられます。

また、お金が即時に口座から引き落とされる「デビットカード」も、現金と電子決済の中間に位置する決済方法です。銀行の預貯金を把握しながら利用できるのは他の決済方法にはないメリット。

このような形で電子決済を導入すれば、「使いすぎ」のリスクを抑えつつ、電子決済の恩恵を受けられますよ。

家計簿アプリと連動させて「見える化」するのもあり

Zaimの連携機能

出典:Zaim

また、家計簿アプリと電子決済を連動させて、お金の流れを「見える化」するのも使いすぎの抑制につながります。

クレジットカードや電子マネー、スマホ決済、どのような電子決済にも連携でき、利用履歴が自動で家計簿へと反映されるので、わざわざ自分で入力する必要もありません。

定期的にアプリをチェックすれば、「いつ、どこで、どれくらい使ったのか」が一目でわかるので、お金を使った実感は何もしないよりは得られるはずです。

ライフスタイルに合った決済サービスを選ぼう

電子決済を利用する上で、「どの決済サービスを選ぶのか」は非常に大切なポイント。クレジットカードからデビットカード、「〇〇ペイ」まで非常に多岐にわたりますが、この選択を間違えると「電子決済にしたのにお得じゃない」という悲惨な事態へと発展しかねません。

電子決済を失敗せず、ライフスタイルに合ったものを選ぶ上でのポイントは、以下の通りです。

  • 携帯会社で選ぶ
  • よく利用するお店で選ぶ
  • 決済方法で選ぶ
  • お得さで選ぶ

どれも知っておくべき情報なので、順番に確認していきましょう。

携帯会社で選ぶ

スマートフォンと関連が深いのが大手の通信事業者、俗にいう携帯会社です。従来まではdocomo、au、SoftBankの三大キャリアが存在していましたが、現在はここに楽天モバイルが参入し、4社それぞれがスマートフォンを使った電子決済、通称「スマホ決済」を提供しています。

以下に、それぞれの会社が提供する電子決済をまとめてみました。

携帯会社名 電子決済名
docomo d払い
au au PAY
SoftBank PayPay
楽天モバイル 楽天Pay

最近はこれらの大手キャリアに加え、格安SIMを契約している方も多いですが、大手キャリアを契約している場合は、契約しているキャリアの電子決済を利用するとポイントや特典での優遇がされやすく、使うポイントを1つに集約できるため、さまざまな面で利用しやすくなります。

また、このいずれもがスマートフォンを使った「バーコード決済」を決済方法として採用しているため、決済のしやすさ、レジでの使いやすさは横並びです。素直に契約しているキャリアが提供するものを選ぶのがベターだといえます。

よく利用するお店で選ぶ

利用している携帯キャリアで電子決済を選ぶのも大切ですが、生活の中で利用頻度の高いお店が提供する電子決済を利用するのも選択肢の一つです。電子決済は利用すればするほどポイントや特典が受け取りやすくなるので、利用頻度を上げることは極めて重要なことになります。

以下に、代表的なお店、サービスと電子決済をまとめてみました。

セブン系列:nanaco
セブンイレブン、イトーヨーカドーなど。
イオン系列:WAON
イオン、ダイエー、マルエツ、ミニストップなど。
公共交通:Suica
JR、路線バスなど。
ファミリーマート:Fami Pay
ファミリーマート、ツルハドラッグなど。
メルカリ:メルペイ
メルカリ、イオン、イトーヨーカドー、かっぱ寿司など。

ご覧のように、全国的に展開している大手なら、利用するお店に対応するように電子決済を提供しています。nanaco、WAON、Suicaはいずれもチャージ式の電子マネーなので、現金のような「お金を使っている実感」を重視したいならおすすめの決済方法です。

また、最近存在感を高めてきているのがフリマアプリのメルカリ。アプリだけにとどまらず、イオンやヨーカドーなど、どのお店でも利用できる「メルペイ」を提供しているため、頻繁にメルカリを利用するなら導入したい電子決済です。

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Yusei

これ以外にも店舗やサービスに対応した電子決済は存在するので、「あのお店はどの電子決済に対応しているのかな」と確認する癖をつけてみましょう。食料品など、生活の中で必ず購入するものを電子決済にすれば、一カ月で数千円のポイントを受け取ることも十分可能です。

決済方法で選ぶ

先ほどのアンケートの中では、現金派の方の以下のような意見が存在していました。

【64歳男性】
レジでスマホの操作に戸惑ってしまって後ろの人を待たせることがあるため。

このような「レジでの操作に関する不安」を抱えている方は多いため、人によっては「できるだけ簡単に使える電子決済」という観点で選んでみるのも大切です。

一般的に、電子決済は以下の順で操作が難しくなると考えられます。

チャージ式電子マネー
nanacoなど。端末にかざすだけで決済できる。お財布などに入れたままでもOK。
クレジットカード
端末に挿入すれば決済できる。暗証番号の入力や待ち時間など、スピードではやや劣る。
後払い式電子マネー
iD、QUICPayなど。スマートフォンで操作をした後、端末にかざして決済。スマートウォッチを使えば断トツで利用しやすい。
バーコード決済(スマホ決済)
〇〇Pay。スマートフォンでアプリを開き、バーコードを店員さんにスキャンしてもらう。スキャンが上手くいかないことも。

もちろん、使いやすさは人による部分が大きいのでなんともいえませんが、それぞれの決済方法の特徴は上記の通りです。一番簡単に利用できるのがnanacoやWAONなどのチャージ式の電子マネーで、レジの端末にかざすだけで使えますし、誤作動やエラーも滅多に起こりません。ゆえに、電子決済入門編の最有力候補だといえます。

また、スマートフォンを使わないという意味では、クレジットカードもシンプルで使いやすいです。一方で、お財布から取り出した後、暗証番号の入力などにもたついてしまうと、現金と変わらないか、それ以上の時間がかかることも。レジ側での処理に時間がかかるのもネックです。

スマートフォンを使う決済では、iDやQUICPayなど、後払い式の電子マネーが使いやすいです。スマートフォンで操作をした後、チャージ式と同様に端末にピッとかざすだけで決済が完了するので、誤作動はあまり起こりません。また、対応したスマートウォッチを使えば、腕に装着した腕時計で決済ができる魅力もあります。

そして、各社が力を入れているバーコード決済は、これらの方法に比べたら少し利用しにくい部分があります。画面が汚れていたり、明るさが足りないとスキャンが上手くいかずに、ハラハラすることになるからです。とはいえ、以上の方法に比べたら使いにくいというだけであって、慣れてくればストレスなく使えるようになります。

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Yusei

スマートフォンを利用すると難易度が一気に上がるので、できるだけ簡単に電子決済を導入したいなら、チャージ式電子マネーやクレジットカードがおすすめです。

ポイントや特典で選ぼう

電子決済のメリットの中でも「ポイントや特典」などのお得な部分に魅力を感じている方も多いはずです。したがって、これらを軸にして「よりお得な電子決済を選びたい」と考えるのは自然なこと。

結論からいえば、どれだけのポイントがもらえて、どんな特典がもらえるのかはライフスタイルや利用する額、導入する時期によって大きく異なるので、「これが一番お得」といった決め方はできません。

しかし、共通する点はいくつかあるので、以下に決済方法ごとにまとめてみました。

チャージ式電子マネー
nanacoなど。チャージにボーナスが付く日や、ポイントがつきやすい日を狙う。
クレジットカード
ポイント還元率が高いカードを利用し、利用額が高額ならゴールドカードへの切り替えも。
後払い式電子マネー
iD、QUICPayなど。クレジットカードに紐づいているので、クレジットカードと同様。
バーコード決済(スマホ決済)
〇〇Pay。決済以外にもポイントをためられるので、「ポイ活」に力を入れる。

チャージ式の電子マネーやクレジットカードでもお得に利用はできますが、ポイントの利率など総合的なお得さはバーコード決済が圧倒的です。先述のように、バーコード決済は携帯キャリアと紐づいていますが、それぞれに直接連動するポイントがセットになっています。

携帯会社名 電子決済名 ポイント名
docomo d払い dポイント
au au PAY Pontaポイント
SoftBank PayPay Tポイント
楽天モバイル 楽天Pay 楽天ポイント

どのポイントも一度は聞いたことがあると思いますが、これらの携帯会社と紐づいたポイントは、電子マネーやクレジットカードのポイントよりも「貯めやすく、増やしやすい」特徴があります。

電気やガス、光回線(〇〇光)を全て同じポイントで揃え、ネットショッピングもポイントに対応したサイトを選び(楽天市場、PayPayモールなど)、ポイントを運用(〇〇証券)するなど積極的にポイントに手を入れていけば、驚くほどの経済的恩恵を受けられることも今の世の中では珍しくありません。

このような活動を「ポイ活」と呼び、生活に関わるものを特定のポイントで統一することを「〇〇経済圏」と呼びますが、ここでもやはり、契約しているスマートフォン会社にポイントを合わせるのがおすすめです。

docomoならdocomo経済圏、auならau経済圏、楽天なら楽天経済圏と、一つのサービスにあらゆるものを集約すると、生活をしているだけでポイントが貯まる仕組みの出来上がりです。

現金をゼロにするのはやめよう

ここまで、電子決済を導入する上でのポイントや注意点を解説してきましたが、電子決済を導入して慣れてくると、「もう現金は必要ないな」と考えてしまうものです。お財布に入っている金額に気を配らなくなり、ATMに行く機会がめっきり減るので、現金への関心が薄れてしまいますが、現金をゼロにするのは絶対にやめましょう。

その理由を、今回のアンケートの現金派の方がお話ししてくれていました。

【38歳男性】
突然の停電やシステム障害によって使えない可能性があるので、電子決済より現金を利用している。

電子決済は電気やインターネット環境がないと物理的に稼働できないので、「もしも」の時への対応力は現金の足元にも及びません。そして、その「もしも」の中でも特に注意すべきなのが「災害」です。

災害時に電子決済は役に立たない

ご存知の通り、近年世界中で災害の激甚化が進んでおり、日本国内でも台風で数週間停電することも珍しくなくなってきました。

もし、残暑が残る9月上旬〜中旬に猛烈な台風に襲われ、一帯は停電し、料理もろくにできない状況になったとしましょう。そんな時、近くの停電状態のコンビニやスーパーに足を運ぶことになりますが、そこで「〇〇Payで」とスマートフォンを差し出しても、対応できるわけがありません。

そもそも、スマートフォンの充電があるかどうかも怪しいところですし、こういったことを考えると、やはり現金は現金で持っておかなければいけないと思わされます。

事実、キャッシュレス大国の中国では、2021年に起きた大洪水の停電の影響で、電子決済に依存していた市民の生活がたちゆかなった報告が相次ぎました。

  • 自宅から離れた場所で立ち往生し、仕方なくホテルに泊まろうとしたら支払いができなかった
  • 野菜の代金をたばこで支払った
  • 現金で支払われても、店側にお釣りがなくて営業できなかった

参考:デジタル人民元のリスク、洪水で浮き彫りに – THE Wall Street JOURNAL

このような事実を踏まえると、電子決済と現金を併用し、その場その場で適切な決済方法を選ぶのが正しいように思えます。

いずれにせよ、電子決済の便利さは「電気」によって成り立っているものなので、停電など災害時のリスクはしっかりと頭に入れておきましょう。

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Yusei

災害用の備蓄として水や食糧がよくあげられますが、これからの時代は現金も必要になるかもしれません。水に濡れないように1万円札を何枚か入れておけば、災害時にも安心して過ごせることでしょう。

まとめ

電子決済は便利な支払い方法ですが、日本ではまだまだ普及していない現実があります。今回のオンラインアンケートでは、およそ6割の方が電子決済を選んでいることがわかりましたが、一方で、およそ4割の現金派の方々の大半が「今後も現金払いを続けていく」と答えてくれました。

現金、電子決済、それぞれに良いところがありますが、やはり電子決済の手軽さやお得さは魅力です。各種特典やポイントでお得に利用できるので、浮いたお金を老後資金に回したり、投資に回して資産運用したり、各種保険を検討したりと、有意義な使い方を心がけましょう。

とはいえ、電子決済に依存しすぎると、災害時などに何もできなくなってしまうため、現金の重要性もしっかりと頭に入れておき、柔軟に決済手段を検討するなど、上手に支払いを行っていきましょう。

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節約ライター。好きなものはクーポン券、好きな言葉は半額、嫌いな言葉は消費税。浪費グセを徹底的に見直し、あらゆる節約テクを実践する中で、自身の経験を誰かに伝えたいと筆を取る。「楽しく節約」をモットーに、誰もが楽しんで節約できるテクニックや考え方を分かりやすく解説。